人はなぜ浮気をしてしまうのか
はじめに
例によって少し長文を書きたい気分となってきましたので、一人暮らしもどこか安定感がでてきて、いちいち報告するのも面倒になってきたということで、浮気について考えてみた。
浮気
浮気とは、男女間、特に夫婦間の愛情が浮つくこと。夫婦であるか、または恋人がいるにもかかわらず、他の異性に愛情が移ること。
へえ。
面倒にならないよう前提を置きます。
恋人とは、彼氏および彼女が該当する、いわゆる「交際している」相手を示す。 愛情が移るは人によって解釈が違いそうだから前提は置かないけど、「移る」という表現に関してはここでいう「他の異性」に該当する人物が「恋人」よりも優先される、あるいは優遇されることとしよう。
なぜ浮気をするのか
なんでだろうね、でも英語にも「浮気」に該当する言葉はあるし、洋画や韓流ドラマとかにもよく出てくるし、少なくとも人類には広く浮気という文化が存在して、何らかの要因によって発生することはほぼ間違いないと思う。すべての浮気が誰かの故意で行われているわけではなく、可能性として発生しうるものだということだね。
そもそも可能性として発生しうるものを原理的に完全に防ぐことは不可能ですね。もちろん可能性を低くしたりすることは可能だろうけど、その可能性をゼロにはできないし、仮にゼロになったとしてもそれを証明する手立てはどこにもないです。「あなたの恋人のクローンがいたとして、あなたはどのクローンを愛しますか?」 みたいなパラドックスがありそう。
なぜ浮気をするのかの解答は、「なぜか」でしょうね。複雑な要素が絡むものを一般化しきれないので、この問いに明確な答えは存在しない。そのうえで、だれもが浮気をする可能性を持っているということはおおむね納得できると思う。
浮気をしない人間
「誰もが浮気をする可能性をもっている」といったが、実はすべての人間が浮気をするわけではないと私は気づいてしまった。そもそも浮気には前提条件がある。
「夫婦であるか、または恋人がいる」
この前提を満たさない者には浮気をすることはできない。
ということは逆に「浮気をしない人間」はある条件を満たした瞬間から、「浮気をする可能性のある人間」に変化する。
「結婚するか、恋人になる」
つまりもしあなたの結婚相手もしくは恋人が浮気をするかもしれないと思うなら、半分はあなたがそうしたといっても過言ではないでしょうか。
これは完全な私事ですが、ひとに対し、何かを禁止したい場合は前提条件を満たせなくするのを一番簡単だと思います。それが最も単純かつ確実です。
浮気と感情
浮気されるとどうにも落ち込む人が多いように思います。
私はそれは随分勝手なように思います。人は自分で行動を選択して動くものですから、仮にあなたのパートナーが浮気をしたからといってその行動をすること自体をおかしいと咎めるのは人権の無視もいいとこだと思います。
東京喰種のキャラのセリフでこんなのがあります、「この世のすべての不利益は当人の能力不足」
別にこのセリフ自体がすべての本質とは思いませんが、自分の思い通りにならないことを人のせいにしても仕方ないし、それは自分の能力不足で考えるほかないということだと思います。
この世界には自分の意見を通す人間と意見を通せない人間の2種類に分類できます。
通せなかった人間が何を言っても無駄です。意見を通す人間は意見を通せなかった人間の事など気にしません。自分の意志の為であればどんなことだってする、そんな人に泣きついたところで無意味です。
自分の好きなように生きることができる人間と、常にそんな人間に振り回されて生きる人間、あなたはどちらになりたいですか。
もしあなたが望むなら刃を向けることもまた、正しいのかもしれない。「人は自らの意思に基いて行動してたときのみ価値を持つ」らしいですよ。